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 2010年04月 

有痛性外脛骨 

25才 女性 有痛性外脛骨


中学生から外脛骨の痛みはあったが、2ヶ月前にフットサルで足首を捻挫した後、外脛骨の痛みがひどくなり
来院。


症状)

ボールを蹴る、ジャンプ、サイドステップ時に痛みが出る。


初回)

触診すると外脛骨の下と後方に癒着した筋肉の固まりがみられました。

大人の有痛性外脛骨ですと、外脛骨以外にも癒着がある場合が多いですが、

この患者さんは外脛骨以外に癒着はありませんでした。



初回はマザーキャット(通称MC)を使って、癒着部分を30分ほどマッサージし、ジャンプやサイドステップの痛みは8割取れました。

*下記の緑のチューブがマザーキャットというシリコン素材で作られた癒着を取るマッサージ用具です。

 柔らかい素材と様々なマッサージ方法で癒着には効果的な道具です。



マザーキャット2
mc外脛骨
ある程度痛みなく動けるので、運動制限しないでフットサルしながら治療することにしました。

また、自宅で外脛骨用のマッサージを教えて終了としました。



2回目

フットサルで蹴っても痛みはほとんどなく、サイドステップでは、たまに痛い所があるようです。


まだ、外脛骨周辺の癒着が残っている部分がありましたので、MCでマッサージし終了としました。


後は、きちんと練習前後にストレッチとマッサージを行えば、再発を防げる事を伝えました。


*有痛性外脛骨は、外脛骨周辺の癒着しかなければ短期で治ります。痛みを我慢しすぎていると

 癒着が踵、ふくらはぎ、膝の方まで広がり治りづらくなりますので早めに治療しましょう。



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むらかみ予防医術研究所








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