股関節症 75才 女性
2007.04.02 Monday
75才 女性
10年ぐらい前よりレントゲン検査で変形性両股関節症と診断される。
15分くらい歩くと股関節が痛み、階段を上るときに膝が痛む。
全身の歪みがあるので、まず歪みを取り、股関節周辺の硬くなった筋肉を緩めました。
(自然形体療法では強く揉むという療法ではないので、痛みはありません)
また、膝の痛みは筋肉の緊張はなく、動かした時だけ、関節にズレが生じることが痛みの
原因だったので、動作転位法でその痛みは無くなりました。
2回目の施術では股関節を曲げる角度が広がり、歩幅も広がり、綺麗な歩き方になってきました。
3回目の施術では、30分ぐらいの歩行は、痛まなくなってきました。
徐々に歩行距離が伸びてきたようです。
4回目の施術は2週間後に行いましたが、杖なしで歩行できるようになり、
日常生活では痛みの出ることはないようなので、終了としました。
また、旅行ができるといって喜んで帰っていきました。
よくなると、すぐに長距離を歩いて、元に戻ってしまう人がいますが、
変形性股関節症の原因は筋肉なので、急に筋肉を疲労させてしまったら、
痛くなるのは当たり前です。
徐々に歩きましょう。
解説)
変形性股関節症はどうしてもかばって歩いてしまうため、膝や腰の痛みが合併して
しまうことがよくあります。
膝、腰も治療して治さないと股関節も治っていきません。
この患者さんは年齢のわりには筋力がありましたので、3週間ほどで回復しました。
筋力がある人ほど早く治っていきます。
一般的には70歳ぐらいでの変形股関節症は症状にもよりますが、半年位かかっています。
むらかみ予防医術研究所
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